InterCommunicationCenter「open nature オープン・ネイチャー|情報としての自然が開くもの」

とりあえず「オープン・ネイチャー」っていうネーミングはいいな。「自然」が拡張していく、というようなイメージ。とはいえ内容はいつものICCって感じで、まあおもしろいといえなくもないけど無理あるよなー、という作品が多かった。カールステン・ニコライの作品とか高嶺格の映像作品「海へ」(目が大きい!)とかはよかった。

平日ですいてたので無響室作品(いつも順番待ちが多くてできないことが多い)も体験。The SINE WAVE ORCHESTRAによる、自分の選んだ周波数のサイン波を部屋を取り囲んだ無数のスピーカー上の音の位置(定位)を移動させて配置するという作品。作品はともかく、空間の中で音を動かしてるといろいろ発見があった。どうも僕は音の立体認識においてどうも右後ろあたりに盲点というか認識にひっかかりがあるらしく、そのへんで音をうごかすとちょっと身の毛がよだつようなちょっと気持いような感じがした。むかしから立体音響が好きで頭の後ろを音が移動するとぞくぞくするなと思ってたけど、それの正確な位置がわかった! こういうのって個別に違うんでしょうかね。