タワー―内藤多仲と三塔物語 (INAX BOOKLET)
INAX出版の「タワー 内藤多中と三塔物語」がおもしれー!! 大興奮です。
- 作者: 橋爪紳也,田中彌壽雄,内藤多四郎,建築・都市ワークショップ,今藤啓,石黒知子
- 出版社/メーカー: INAXo
- 発売日: 2006/06/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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名古屋・大阪・東京の三都にそびえるタワーの工事中から現在までの写真資料と、それらタワーすべてを設計した「塔博士」こと内藤多中の肖像を追う、と紹介文を書いただけでしびれますな。内容もすばらしい。東京タワー展望券(昭和35年の)も綴じ込まれてますよ。ギャラリーの展示は9月に。
http://www.inax.co.jp/Culture/2006g/06tower.html
先生は「構造合理性」とおっしゃっていました。力学的にムリがない、素直なものということです。東京タワーが出来た時、エッフェル塔に似ているという批判もあったようですが、無理なくやれば形が同じになるのは当たり前、「自然の成り行き」だと、先生は自信を持っておられました。曲げモーメント図に類似した形が、構造合理性を持つ形なのです。
つまりタワーとは巨大な「曲げモーメント図」なのです。かっこよいなあ。ちなみに、これ電車で読んでて駅に降りたら電光掲示のニュース速報で「東京タワーが100億の担保に」てのが流れてました。なんたる!
http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY200606170398.html