内田樹の研究室: メディア・リテラシーについて

今日のブックマークから一選。

自分が伝える情報は真実か?それは伝えるだけの価値のあることか?それはいつどのような文脈の中で差し出されることで聴き手にとってもっとも有用なものになるか?
そういう問いをつねに自分自身に差し向けられること、それが情報評価能力ということではないかと私には思われます。
どうしてかというと、人間は他人の言うことはそんなに軽々には信じないくせに、「自分がいったん口にした話」はどれほど不合理でも信じようと努力する不思議な生き物だからです。
ほんとですよ。

自分の口から出てしまったことを正当化しているうちに、最初は違和感があった考えがだんだん自分のなかで確信に変わってくみたいなこと、よくあるな。

演劇とかロールプレイとかディベートとかはそういうマインドコントロールリテラシーのトレーニングになるんだろうな。