森 博嗣『月は幽咽のデバイス』

林は車の中でくしゃみをした。

月が幽咽のデバイスであるならば、日光は幽咽のデバイスドライバということになろう。それはデバイスを叩き、そのインターフェイスをユーザに見せるための、ソフトウェアである。

さてそれにしても、小説でまで「噂話をされた人物がくしゃみをする」必要はないんではないだろうか。