文化庁メディア芸術祭

仕事のキリがよかったので半休にして遊んできた。

とりあえず国立新美術館文化庁メディア芸術祭に。

なんだかんだいいつつ毎度見にきてる気がするんだけど、これまで東京都写真美術館で狭苦しく開催されてたのが今回からは新美術館の1フロアにアート部門からマンガ部門までフラットに展示されておりました。しかもなんか垂れ幕やら天井からフロアを照らすにぎやかしの照明なんかもあって見本市っぽいっていうか、文化より商業のにおいのほうが強くてなんとも。この賞と展覧会がいったい何のためにあるのかますますわからなくなった気がする。フラットに並ぶとアート部門には海外作家の作品が目立つのに他の部門にはまったくないのは明らかに不自然だし。あと学生CGコンテストの作品もほとんど区別なく展示されてるのもどうかと思う(同じ作品がそれぞれで選出されて同フロアの2カ所に展示されてたりするんですよ!)

アート部門大賞の「nijuman no borei」は興味深く見たけど、これアニメーション部門じゃなくてー? と思ったりもして*1

*1:実際は作家がアート部門にエントリーしてるんだろうからあんま関係ないけど

諸_芸術展

横浜のZAIMに移動して多摩美大学院情報芸術コースの学外展も見てきた。

こちらのほうがメディア芸術祭より楽しめた。とりあえず谷口暁彦さん*1の作品が触れたのがよかったな。ひとつはスーパーマリオをプレイして時間について考えさせるという他人事とは思えないものだったし。

ここで作品観れますよ(「六本足の猫」)。実際はタッチパネルで自分で操作できる。

スーパーマリオのほう(「jump from ...」)は、ちゃんと体験のほうがインパクトが強烈なのがすごい。なんだろあれ、ジャンプするつもりでボタン押すことが「他人にジャンプボタンを押させている」ことになるからかなあ。かなり気持ち悪(いい意味で)かった。