あーまた止まっちゃったや。連休は赤子の顔をおがみに行っておりました。赤子飽きない。


赤子は飽きないけど新幹線の長距離移動はわりと飽きますね。行きの列車ではまた「Secret Life Of Machines」を見た。「The Electric Light」「The Office」は地味でいまいち。オフィスがMachineだ、って発想は新鮮だったけど。「The Photo Copier」はコピーの複雑な仕組みをちゃんと実験で再現してるとこがすごい(あと急にファミリーコピアの昔のCMが流れてびっくりした)。


帰りは小倉駅の書店で買った「滝山コミューン1974」を読んだ。面白く一気に読了。

滝山コミューン一九七四

滝山コミューン一九七四

けっきょく鉄道オタクの本じゃないか、という話があったけど*1、たしかに本筋に関係ない自己満足的なデティールが多すぎだと思った。団地生活の描写なんかも含めた昭和ガジェット(年代的には自分が産まれる前の話だし団地にすんだこともないので想像上の)の雰囲気の魅力はあったなと。

いちばん面白かったのは、この本では当時ある種の思想の舞台としてPTA活動とか小学校の行事だとかがどのように行われていたのかが克明に描かれているのだけど、そうは言ってもそこにあるのは小学校の学校行事だったりするわけで、「滝山コミューン」の団結や衝突の舞台は「おにぎりハイキング」とか「班競争」とか「先生方と父母の話し合う会」なんであり、シリアスな記述にこういった小学校/PTA的ワードが毎度差し挟まれおおいに脱力するところだった。変でよかったです。

*1:文化系トークラジオLife」のなかで仲俣さんの発言